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新作発表NO.8
Shanghai Now PartV
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1月・2月に続き、子青氏の「shanghai Now PartV」をお届けします。ご覧のように、今回の子青氏は水墨画といえば水墨画、水墨画でないといえば水墨画ではない「アバンギャルドな水墨画」に挑戦しています。面と線で構成したカラフルな都市の景観。明るい色彩は活気に満ちた都市のエネルギーの象徴でしょうか。墨の直線と墨のぼかしは高く広く領域を拡大し続ける都市のスカイラインやビルの有りようを示しています。画面下方には、人々の日常生活が、何故かここだけは具象として描かれ、活き活きとした暮らしぶりを伝えています。 |
| わたくしの上海 |
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| 子青画・文 |
| 今回は上海の風景、それも建物を中心に描いてみました。私の目に映る上海の建物は、活気溢れる一種の”新旧混合体”です。街を歩く度に、いつもながら私は、多様性と新旧の対比に驚かされます。では、上海の街に見る対照的な風景のいくつかを絵にしてご紹介しましょう。 街の中心を通貫して流れる黄浦江の西岸、外灘には百年の歴史をもつ洋風の建造物がずらりと並び、かつての外国租界風景をそのままにとどめています。対岸(東岸)には超近代的な高層ビルが立ち並び、二つの風景は今や上海の象徴といってもよく、だれが見ても衝撃を覚える風景です。このほかにも、街のいたる所で様々の対比が見受けられます。新しい高層マンションの真下には古い民家がマンションを見上げるように広がり、同じ民家であっても、黒瓦の屋根と白壁を持つ中国伝統の建築スタイルと、旧租界が残した赤レンガやコンクリートの洋風スタイルの民家が交じり合い、競い合っています。さらにモダンなオフィス街の隣は、今なお踏ん張る古い工場が元気に烟を吐いています。 街の中心には1920年代のキリスト教会が姿建ち、不思議な光景を呈しています。中国は仏教の国でキリスト教徒は極端に少ないのですが、若者の間では最近、教会で結婚式をあげることが流行っており、教会も面映い風情を見せながら、突然の賑わいを楽しんでいるようです。そうです。今日の上海ほど、「東西文化、新旧文化の衝突と共存」を目の当たりにできる都市はありません。 異文化の衝突と共存と申せば、東京でも一様に見られる現象ですが、上海のそれはより強烈で、統一感と清潔感に満ちた落着のある東京のスタイルとは別種の、遅れてきた大都市の不条理をたくさん抱えた、追いつけ追い越せの気忙しさを感じます。それはあたかも、遮二無二にご一新の道を邁進した、明治の日本風景に譬えられる気がします。混沌のなか、それでも元気にマイペースで、明るく生きる庶民の姿こそ、いつに変わらぬ上海のライフスタイルであり、大きな魅力です。未曾有の発展とカオスの中を生きる人々の息使いを、ぜひお伝えしたくて、今回は新しい水墨画に挑んでみました。上海の魅力とともに水墨画における「私の冒険」にも、関心お寄せいただければ幸いです。これからも折にふれ、上海の今をご披露させていただきたいと考えています。どうぞ、ご期待ください。 |
| 絵画展示 |
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@浦東風景A 高層ビル街と旧租界(外灘)の洋風ビル |
A浦東の風景B 高層ビル街 |
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| B高層マンションと古い住宅街A | C高層マンションと古い住宅街B | |